魚にも自分がわかる ─動物認知研究の最先端 幸田正典 著

販売価格 990円(内税)
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新書判 260p
「魚が鏡を見て、自分の体について寄生虫を取り除こうとする」。そんな研究が世界を驚かせた。それまで、鏡に映る像が自分であると理解する能力は、ヒトを含む類人猿、イルカ、ゾウ、カササギでしか確認されていなかった。それが、脊椎動物のなかでもっとも「アホ」だと思われてきた魚類にも可能だというのだ。実は、脳研究の分野でも、魚の脳はヒトの脳と同じ構造をしていることが明らかになってきている。「魚の自己意識」に取り組む世界で唯一の研究室が、動物の賢さをめぐる常識をひっくり返す!

この本の目次
第1章 魚の脳は原始的ではなかった
第2章 魚も顔で個体を認識する
第3章 鏡像自己認知研究の歴史
第4章 魚類ではじめて成功した鏡像自己認知実験
第5章 論文発表後の世界の反響
第6章 魚とヒトはいかに自己鏡像を認識するか?
第7章 魚類の鏡像自己認知からの今後の展望

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