A5判 148p
日本のガラス製ビー玉の歴史を、最新の知見を盛り込んでまとめた貴重な一冊。カラー写真多数。
目次
1. 日本の硝子製ビー玉の歴史
日本人が初めて見たビー玉
玉瓶国産化とラムネ玉
大阪とガラス珠玉産業
明治大正時代のビー玉
明治時代のおはじきと提げもの瓢箪
大正7-8年:清家直行マーブル玉に出会う
アメリカ製トランジショナル
日本のマーブル玉:斑らな渦巻き模様
大正15年:清家直行「マーブル玉」を作る
昭和3年以降:相次ぐ溝式成球機の発明
東京での機械生産の試み
マーブル玉、大阪での一大輸出産業に
昭和10年:硝子種自動供給法の普及 マシーンメイドマーブル
昭和10年:日本硝子マーブル玉工業組合認可
ビー玉資料 昭和13年「大日本産業録」
昭和13年:錦玉・キャッツアイマーブルの誕生
昭和16年:マーブル界と太平洋戦争
戦後の復興と繁栄
1950年代 スマートボール特需
細井俊明による成球機改良 過剰生産と業界再編
安田と海外工場設営
松野工業・独走時代へ
2. ビー玉資料編
安田天美村芝工場
清家直行さんの形見玉
磯上家敷地から発見されたビー玉
旧磯上工場訪問
磯上家インタビュー
3. ビー玉製造者リスト
主な参考文献
補遺
あとがき