決定版 日本のカモメ識別図鑑
氏原巨雄・氏原道昭 著

販売価格 3,960円(内税)
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205×132mm 340p

海の近くに行けば、比較的容易に出会うことのできるカモメですが、その観察は簡単だと思われがちです。
しかし、実際はカモメの観察はとても難しいのです。

カモメの成鳥は、夏と冬で大きく外見が異なりますが、その識別はそれほど難しくはありません。
難しいのは、同じ種でも、成長過程(おおよそ1〜4年)で刻々と姿が変わり、その姿が成鳥とまったく異なる点になります。
実際の観察では、同一種の群れで中でも群れの中で複数の外見があり、さらに他の種が混じると判別が極端に難しくなります。
そのためカモメの観察は、バードウオッチャーの間では、とても難しく奥が深いとされています。

本書では、カモメの観察方法を解説した上で、初心者の方がカモメの識別方法が分かるよう、カモメの大きさや各部位の色彩や形の違いをチャートにした検索図を用います。
さらに、カモメを観察をする上で難しいとされる識別のポイントを、各年齢における差異、類似種の見極めのポイントなど、詳しく解説します。

このほかカモメの種ごとのページ以外にも、「雑種」や「世界のカモメ」「カモメ類の雌雄差」「大型カモメ類の換羽状態の見方」などの項目も設け解説しました。
カモメの観察の難しさを分かりやすくしてくれるるのが、この「日本のカモメ観察図鑑」です。
カモメに興味があり、じっくり観察したい人、バードウオッチの深い世界に入り込みたい人に、おすすめです。

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