カラー図解 進化の教科書 第3巻 系統樹や生態から見た進化
カール・ジンマー、ダグラス・J・エムレン 著 更科 功・石川 牧子・国友 良樹 訳

販売価格 1,980円(内税)
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新書判 416p

ハーバード大学、プリンストン大学他アメリカの200校以上の大学で教科書として採用され、評価も高い1冊を3分冊にした最終巻。この3巻で進化についての確実な知識が得られる、世界中でもっとも読まれている進化の教科書の決定版。

第1巻では、生命は、そして人類は、いつどのように誕生したのか、進化の歴史が明らかに。第2巻では 遺伝的浮動、自然淘汰といった進化のメカニズムを、集団内での進化の鍵を握る対立遺伝子との関わりを検証しながら解明。そしてこの第3巻で、系統樹や生態を通して、様々な進化について詳しくひもといていきます。

進化の歴史を復元し、謎に迫るために有効である系統樹。形態形質から作る、あるいは化石を組み込むなど、様々なデータから系統樹を作る手法を示します。また、遺伝子情報から作る分子系統樹についても述べ、それを使って生物学上の疑問に迫ります。
さらに、生物の形質や行動には驚くほどの多様性があるが、それがどのような進化メカニズムで生み出されたか、また種間でどのような相互作用をしながら進化するか、など生物のあらゆる進化について触れています。

・眼を持たない動物から、複雑なしくみの眼を持つ動物に、どのように進化したか
・なぜダーウィンフィンチはくちばしの形が多様な14種に変化したのか
・羽毛と鱗の発生は同じ遺伝子に由来している?
・キリンもヒトも首の長さに関係なく、頸椎の数が同じなのはなぜ?
・キリンにはなぜ6mにもなる、必要以上に長い反回神経があるのか
・イルカとサメはなぜ泳ぐときの体の動きが違うのか
などが解き明かされていきます。

生き生きとしたイメージがわくイラストや写真、具体的な例が満載。説明は簡潔で、一般の読者にも楽しく読めるような、こきみよいテンポで話が展開。進化の歴史から最先端の研究まで網羅している。21世紀の進化研究の行き先を示す人類必読のシリーズ完結編。

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