花と昆虫のしたたかで素敵な関係 受粉にまつわる生態学 石井博 著

販売価格 1,980円(内税)
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四六判 291p
陸上植物種の約9割は被子植物で占められています。
このように陸上での繁栄を謳歌している被子植物のうち、さらにその約9割もの種は、
受粉のための花粉の運搬(送粉)を、動物(主に昆虫)に依存しているといわれています。
なぜ、これほどまでに多くの植物種が、受粉を動物たちに頼るようになったのでしょうか。
植物が花を咲かせる目的(種子をつくる)は、どの植物種でも同じはずなのに、
なぜ植物が咲かせる花はこんなにも多様なのでしょうか。
花と、花粉を運ぶ動物たちにまつわるさまざまな話題を、最新の知見も取り入れながら、
たくさんのカラー写真とともに、わかりやすく丁寧に解説します。

Contents
1. なぜ多くの植物種が動物に受粉を依存しているのか?
2. さまざまな送粉者
3. 絶対送粉共生
4. 訪花者による花の選択――植物の多様性を支える行動
5. 騙す花、奪う訪花者
6. 送粉者を操る植物の戦略
7. 送粉系群集
8. 壊れゆく植物と送粉者の関係――実りなき秋は来るのか

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