孤独なバッタが群れるとき 『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード1 前野ウルド浩太郎 著

販売価格 1,166円(内税)
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10年経っただけだけど、私は大人になってしまった。読み返してみると、やたらと青臭く、がむしゃらな文章に、恥ずかしさのあまり頬を赤らめてしまうが、今はもう書くことはできないものだ。若さ故の過ちを犯せず、無難な文章を書き綴ることに慣れてしまった現状になんだか寂しさを感じている。
想うことは一つ。その時、書ける文章を書籍として残すのは、とても大切なことなのではないだろうか。若いころは往々にして志半ばである。そんな中途半端な状況でも、中途半端ならではの良さが文章に滲み出ているはずだ。
(「新書版あとがき」より)

目次
はじめに
第1章 運命との出逢い
第2章 黒き悪魔を生みだす血
第3章 代々伝わる悪魔の姿
第4章 悪魔を生みだす謎の泡
第5章 バッタ de 遺伝学
第6章 悪魔の卵
第7章 相変異の生態学
第8章 性モザイクバッタ
第9章 そしてフィールドへ……
おわりに

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