昆虫学者はやめられない 小松貴 著

販売価格 737円(内税)
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文庫版 264p
もしかして、ものすごい新種を見つけてしまうのでは!? 大雪の山だろうと激流の川だろうと、私はひたすら突き進む。そこに虫がいる限り――。チョウやカブトムシばかりが昆虫ではない。“化学兵器”を搭載したゴミムシ、集団行動により最強の生物となったアリ、メスにプレゼントを贈るクモなど身近にいる虫たちの驚きの秘密を「南方熊楠の再来?」と注目される気鋭の学者が軽快に解き明かす。


まえがき
第一章 地味だとはいわせない
ゴミという名の宝物
今夜、密やかな止まり木で
アリは惜しみなく奪う
クモからの贈り物
冬の夜の秘めごと

第二章 捕まえるのは難しい
さあ、私たちの探索〈デート〉を始めましょう
とある虫たちの“隠蔽目録”
水中のカプセルルーム
清き流れの底に
白い洞窟の赤い一滴
飼うは易く育てるは難し
地底の叫び

第三章 新種をめぐる冒険
平凡と珍奇のあいだ
「新種」の名は
麗しのアリヅカコオロギ

第四章 裏山の隣人たち
カエルの歌を聞け
となりのカラス
振り返れば奴がいた
ヘビの福音
リスとの遭遇
この裏山の片隅で

あとがき
解説 ヤマザキマリ

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