A6判 356p
少年時代より変わらぬ,あくなき探求心といたずらっ気….20世紀を代表する物理学者が,奇想天外な話題に満ちた自らの人生をユーモアたっぷりに語る.ノーベル賞受賞をめぐる顛末,また初来日の時の“こだわり”など,愉快なエピソードのなかに,とらわれぬ発想と科学への真摯な情熱を伝える好読物.
目次
まえがき
はじめに
僕の略歴
1 ふるさとファー・ロッカウェイからMITまで
考えるだけでラジオを直す少年
いんげん豆
ドア泥棒は誰だ?
ラテン語? イタリア語?
逃げの名人
メタプラスト社化学研究主任
2 プリンストン時代
「ファインマンさん、ご冗談でしょう!」
僕、僕、僕にやらせてくれ!
ネコの地図?
モンスター・マインド
ペンキを混ぜる
毛色の違った道具
読心術師
アマチュア・サイエンティスト
3 ファインマンと原爆と軍隊
消えてしまう信管
猟犬になりすます
下から見たロスアラモス
二人の金庫破り
国家は君を必要とせず!
4 コーネルからキャルテクへ ブラジルの香りをこめて
お偉いプロフェッサー
エニ・クウェスチョンズ?
一ドルよこせ
ただ聞くだけ?